幼なじみはアイドルの先輩
「GSⅠはそのままだよ」
やや冷たく言い放ってしまったかな。
一気に期待を膨らませて、早口になってたゆかりが急ブレーキだ。
「そんなあ……」
「菜穂も言ってたんだが、外からガーネットを見れるGSⅠは居心地いいってさ」
「う〜ん……」
ついには押し黙ってしまったな。
「そもそも杏は他のメンバーと一線を画した存在になってほしいって俺たちの一致した結論だったろ?」
「そうですけど……」
「それが、10周年ってことで、本体合流してみんなと一緒に楽しく歌ってダンスしようなんて結局どこにでもいるグループメンバーに成り下がってしまうだろ?」
「……そうですよね」
「まあな……ゆかりの顔を立てるってことで、本人に10周年どうするか聞いてみるよ」
「ありがとうございます」
フラフラのゆかりを最後はかろうじて抱き抱えた。
どうしても信念が揺らぐ時期が訪れちゃうなあ。
だけど、ダメ親父はこのまま突っ走って見せるぞ!見といてくれよ!!
やや冷たく言い放ってしまったかな。
一気に期待を膨らませて、早口になってたゆかりが急ブレーキだ。
「そんなあ……」
「菜穂も言ってたんだが、外からガーネットを見れるGSⅠは居心地いいってさ」
「う〜ん……」
ついには押し黙ってしまったな。
「そもそも杏は他のメンバーと一線を画した存在になってほしいって俺たちの一致した結論だったろ?」
「そうですけど……」
「それが、10周年ってことで、本体合流してみんなと一緒に楽しく歌ってダンスしようなんて結局どこにでもいるグループメンバーに成り下がってしまうだろ?」
「……そうですよね」
「まあな……ゆかりの顔を立てるってことで、本人に10周年どうするか聞いてみるよ」
「ありがとうございます」
フラフラのゆかりを最後はかろうじて抱き抱えた。
どうしても信念が揺らぐ時期が訪れちゃうなあ。
だけど、ダメ親父はこのまま突っ走って見せるぞ!見といてくれよ!!