幼なじみはアイドルの先輩
スマホを取り出し、文からのメールを確認してる。


複雑な気持ちだ。


杏の立場上仕方のない気持ちと、親友のメールを消去してしまうという杏に対しての失望の気持ち両方ある。


「ごめん、文からのメールはない。消したんだね」


ヘラヘラしないで、後悔してるのが救いだ。


「じゃああたしから言うけど、おめでただってさ」


「ホント!!文がおめでた?あたしは、どうして消したんだ~」


悔しさのあまりか、壁にもたれかかろうとする。


ここはトイレですよ。


天然にも限度あるよ。


「何ヶ月なの?」


「5ヶ月。12月の終わりから1月の頭の予定日だって」


「これはおめでたい!!今からメールする!!」


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