幼なじみはアイドルの先輩
「口説いてないよ。カウンターでこんな堂々と出来るわけないよ。痩せたなあってことだよ」


なぜかアルバイトの子にカウンターに誘導され、香と隣り合わせに。


香の第一声も俺の抱いた疑問だった。


「ダイエットしなくてよかった」


「仕事大変なのか?」


「みんなが頑張ってくれてるから、あたしはここでコーヒー飲めるのよ」


香と話をしてる間にアルバイトさんはカウンターを離れ、学生たちの元へ。


「世間話じゃないぞ。ちゃんとためになるアドバイスしてるんだぞ」


学生さん相手にあれこれアドバイスするのも仕事のうちらしい。


「お前がここに来るまで知事のリクエストが細かくて面倒だってボロクソに言ってたな」


「いくら議員の追及が厳しいからってあたしに向けないでよと普通は思うでしょ」





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