幼なじみはアイドルの先輩
桂木の肺炎は回復が早く、話す約束が早まった。


「病院にはいかなかったのか?」


「知らない奴が押し寄せてくるのはお互い迷惑だしね」


声は元気そうだが、少し頬がこけてる。


「とにかく参ったよ」


「それは俺もそうだ」


熱い緑茶が心を落ち着かせるよ。


「見事に散ってしまったなあ」


「そうだな」


これまで表には出てこなかったアマゾナイト批判が出てきている。


幸い、運営側に矛先が向いており、杏に対する批判は見受けられない。


要は阿久津バッシングみたいなものだ。


打たれまくってる阿久津はみんなが気づかないうちに現場に入り、いつの間にか帰ってる。


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