幼なじみはアイドルの先輩
ママが来る前に、お客さんが聞き飽きるほど寒い寒い言いながら自宅に来た。
「あけましておめでとう」
「さっき聞いたけど」
「プライベートはまだ言ってません」
「もう怒んないでよ。ごめんなさーい」
私が劇場から帰る時には雪はやんでいたが、今のゆかりの様子から見て吹雪にはなってないね。
「ねえ、文はもう生まれたかなあ」
「文もそうだけど、杏子さんも気になるよ」
ゆかりが珍しく気を利かせてコンビニでホットココアを買ってきてくれたけど、ぬるくなってるような気がした。
氷点下になってるなこれは。
「生まれたら旦那さんから連絡あるはずなんだけど、それもないからまだなんだよ」
「そっか……早く生まれーー」
「あけましておめでとう」
「さっき聞いたけど」
「プライベートはまだ言ってません」
「もう怒んないでよ。ごめんなさーい」
私が劇場から帰る時には雪はやんでいたが、今のゆかりの様子から見て吹雪にはなってないね。
「ねえ、文はもう生まれたかなあ」
「文もそうだけど、杏子さんも気になるよ」
ゆかりが珍しく気を利かせてコンビニでホットココアを買ってきてくれたけど、ぬるくなってるような気がした。
氷点下になってるなこれは。
「生まれたら旦那さんから連絡あるはずなんだけど、それもないからまだなんだよ」
「そっか……早く生まれーー」