幼なじみはアイドルの先輩
…………え?


「起きましたか?」


ママ?


「いい夢見ましたか?」


ゆかり?


「寝ぼけてるわね。はい、濡らしたタオルで顔拭いて」


ママの命令通りタオルで顔を拭いた。


「……ママはいつから?」


「少なくとも、あなたの寝言はバッチリ聞けました」


「最高でしたよ。1年いいことありそうに思えてきた」


2人の嫌らしい微笑みに、頭が回らない私も微笑む。


「掃除しようかと思ってたけど、なかなかやるね」


「綺麗だからやんなくていいよ」


立ち上がる時、膝に少し痛みが走った。


身体はホント嘘をつかないや。








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