幼なじみはアイドルの先輩
初夢が誰かに罵倒される夢ではないことはよかった。


しかし、あの男性の正体は……。


思い当たる男性の声と違ったような気がした。


それも背後からの声だった。


また夢を見る機会がありそうなストーリー展開だった。


「あなたとは1日しかいれないから、とりあえずお雑煮作るよ。食べるよね?」


「食べます!!」


「何か、どこかの娘より娘らしいわあ」


「…………食べます!!早く食べたいなあ!!」


ダメだ。リズムが狂う。


新年早々こんな負けず嫌いださなくてもいいの。


「でも、焼酎瓶が多いのは心配だなあ」


「余計なことはいいから、早く食べたーい!!」


今日は終日リズムがおかしなままだ。











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