幼なじみはアイドルの先輩
知らないわけではない。
知らないわけではないけど、ここまで考えてるなんて思いもしなかった。
「芽生と内野は関西の水が合うみたいで、神戸の劇場でスタッフとして第二の人生を思い描いてる。菜穂は、劇場スタッフとしてメンバーを支えていきたいって。薫は、榊社長がいろいろ教育したいって」
聞けば聞くほど、私に焦りが増す。
私の次なる居場所はどこに……。
「ゆかりはどうなんだ?」
「…………杏は卒業してもチーフのままなんですか?」
「それはアマゾナイト次第でわからん」
「ですよね」
いつにも増してキムチが歯にしみる。
知らないわけではないけど、ここまで考えてるなんて思いもしなかった。
「芽生と内野は関西の水が合うみたいで、神戸の劇場でスタッフとして第二の人生を思い描いてる。菜穂は、劇場スタッフとしてメンバーを支えていきたいって。薫は、榊社長がいろいろ教育したいって」
聞けば聞くほど、私に焦りが増す。
私の次なる居場所はどこに……。
「ゆかりはどうなんだ?」
「…………杏は卒業してもチーフのままなんですか?」
「それはアマゾナイト次第でわからん」
「ですよね」
いつにも増してキムチが歯にしみる。