幼なじみはアイドルの先輩
俺たちが無理やり売り出すパターンは、一定の効果はあるが、世間の反発を招きやすい。


どうにかして俺たちの手ではなく、外部からジワジワとプッシュしてほしいのが理想だったが、見事ハマってくれた。


こうなればイケイケになるぞ。


「俺たちの予想をはるかに越えてるぞ。ここまで火がつくとは」


「これでいいんだ。これで来年は無理でも、杏ちゃんのデビュー10周年記念の年に選抜祭がやれそうだ」


最終決定は俺が下すんだけどね。


まだ、具体的に煮詰めてもいないのに気が早いよ。


「選抜祭の前に、やれることはしておかないと。仕掛けやすくなってるんだし」


「もう手は打ってある。阿久津には痩せてもらう」


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