幼なじみはアイドルの先輩
「本人は何て言ってるんだ?」
「今度仕事の打ち合わせで事務所に来るから、そこで何か言うかもしれん。検討してみるとは言ってたぞ」
「検討かあ……」
「焦ってるのか?」
「それは、まあ焦るな」
「これは俺も正直わからん。でも、杏ちゃんが首を振らなくてもプロジェクトは続けていくし、俺の退任も予定通りだ」
「話は持ち帰ってしばらく考える……ステーキ持っていくなよ」
あまりにも小細工なしで横取りするから、身体が思うように動かない。
やられっ放しもしゃくにさわるから、やり返してやるよ。
昼間からステーキを巡り密室でのにらみ合いが始まった。
「今度仕事の打ち合わせで事務所に来るから、そこで何か言うかもしれん。検討してみるとは言ってたぞ」
「検討かあ……」
「焦ってるのか?」
「それは、まあ焦るな」
「これは俺も正直わからん。でも、杏ちゃんが首を振らなくてもプロジェクトは続けていくし、俺の退任も予定通りだ」
「話は持ち帰ってしばらく考える……ステーキ持っていくなよ」
あまりにも小細工なしで横取りするから、身体が思うように動かない。
やられっ放しもしゃくにさわるから、やり返してやるよ。
昼間からステーキを巡り密室でのにらみ合いが始まった。