幼なじみはアイドルの先輩
「社プロデューサーに伝えたいことがあるのでお呼びしました」


「お…………おう……」


杏のあらたまった言い方に疑問が確信に変わる。


お茶を口に含んで胸に手を当て俺の目をしっかり見る。


「今年の選抜祭出ます。そして、来年の3月31日でガーネットグローブを卒業させてください」


ついに本人の口から聞くことが出来た。


焼肉弁当のお代はこれなんだな。


杏が頭下げてるのを桂木は苦々しく見てる。


そして俺に対して早く返事しろと呟いてる。


どう考えても俺が忙しかった1週間の間に根回しはしたんだろう。


ガチガチに固められてる中でヒビなんて入れれる訳ない。


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