幼なじみはアイドルの先輩
第10話 エースの決意
最近、鼻水と目のかゆみが止まらないんだ。
鏡で自分の顔を見るのも億劫になっちゃう。
メイクでごまかせるレベルではあるけど、煩わしくてホントに嫌だ。
正規メンバーになって初の劇場公演。
特に意識はないけど、いつも通り1番乗りでいつもの仕事を普通にやるだけ。
ただ、愛結さんが劇場入りしたら、空気がピリッとなったけどね。
楽屋で休憩してたら、事務所から安西チーフと一緒に出てきた。
「お疲れ様です」
「杏ちゃん、今日からよろしくね!」
愛結さんは冬から春にかけてマスク姿がほとんど。
この日もマスクに眼鏡だ。
「今年も花粉がひどいよね。杏ちゃんもそれっぽいよ」
愛結さんは鼻水をすすりながらポケットから目薬を取り出した。
鏡で自分の顔を見るのも億劫になっちゃう。
メイクでごまかせるレベルではあるけど、煩わしくてホントに嫌だ。
正規メンバーになって初の劇場公演。
特に意識はないけど、いつも通り1番乗りでいつもの仕事を普通にやるだけ。
ただ、愛結さんが劇場入りしたら、空気がピリッとなったけどね。
楽屋で休憩してたら、事務所から安西チーフと一緒に出てきた。
「お疲れ様です」
「杏ちゃん、今日からよろしくね!」
愛結さんは冬から春にかけてマスク姿がほとんど。
この日もマスクに眼鏡だ。
「今年も花粉がひどいよね。杏ちゃんもそれっぽいよ」
愛結さんは鼻水をすすりながらポケットから目薬を取り出した。