幼なじみはアイドルの先輩
冬でも秋でも駅裏は人影がほとんどない。
まだ残暑厳しいから……ではないよな。
シャッターの群れが、わすかな風でガチャンガチャンと不快な音をたてる。
あいつのカフェも仲間入りかと歩いていくと、準備中となってる。店内は明るいんだけどね。
ご愛嬌する余裕はあるってことは、しぶとく生き残ってるんだな。
「人いねーなみっち」
「平日の午前中に人なんか来るか」
経営がピンチって感じじゃないな。
でなきゃ、ケラケラ笑いながらテレビなんか観れないしな。
「バイトの子は平日いるんじゃなかったのか?」
「午後からだよ。朝からオッサンと2人っきりじゃすぐ辞めてしまうんでね」
まだ残暑厳しいから……ではないよな。
シャッターの群れが、わすかな風でガチャンガチャンと不快な音をたてる。
あいつのカフェも仲間入りかと歩いていくと、準備中となってる。店内は明るいんだけどね。
ご愛嬌する余裕はあるってことは、しぶとく生き残ってるんだな。
「人いねーなみっち」
「平日の午前中に人なんか来るか」
経営がピンチって感じじゃないな。
でなきゃ、ケラケラ笑いながらテレビなんか観れないしな。
「バイトの子は平日いるんじゃなかったのか?」
「午後からだよ。朝からオッサンと2人っきりじゃすぐ辞めてしまうんでね」