幼なじみはアイドルの先輩
「痩せた?」


香が自分のお腹回りをなぞる。


「仕事柄嫌でも痩せるよ」


「俺も仕事柄嫌でも痩せるよ」


光宏がコーヒーを持って2階へ。


「みっちゃんは前が愛着あってよかったのに」


香は白い歯を見せ、あっさり今を否定してみせた。


「今を求めてる人間もいるってことよ。また何かございましたらそこのボタン押してください。では、ごゆっくり」


上手くかわすのも相変わらずだな。


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