幼なじみはアイドルの先輩
カメラのフラッシュが社先生に集中します。


「桂木社長がそこまでおっしゃっていただけるのであれば心強いです。前向きに検討させていただきます」


「と言うわけで、心強いパートナーが出来そうな予感がします。以上です」


決めるときはビシッと決めるんですね。


場慣れしてないのに、社先生はどうやればウケるのか心得てる。


「水原さんにお聞きしますが、今日の桂木エージェンシー設立40周年いかがでしたか?」


いよいよ爆弾娘が口を出すよ。


ホントにお願いだから、気持ちよく帰らせて。


「そうですね。記念すべき節目のパーティーに所属タレントとの一員として参加出来たことを光栄に思います。桂木社長より私がこれからの期待だと激励をいただいたので、事務所唯一のアイドルとして期待に応えるよう頑張ります」


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