幼なじみはアイドルの先輩
警戒してたのに、真帆さんが声かけたら扉を慎重に開けて音の出ないよう閉めた。
「お久しぶりです先輩」
わざとらしい体育会系なノリ。
私がいるにも関わらずあからさまに頭ごなしに真帆さんと挨拶を交わす。
タレントさんのマネージャーって新人さんなんか相手にもしないってことね。
「里佳さん、私じゃなくてタレントに挨拶してくれる?いつも言ってるでしょ。またうしおさんに叱られるわよ」
そうだよね。マネージャーさんだよね。
私の夢が壊れないでよかった。
いつも穏やかな真帆さんが珍しくトゲのある口調でうしおさんのマネージャーに注意した。
「…………ハ!!申し訳ございません。私、うしおのマネージャー手嶋里佳(てしま りか)と申します。えっと、名刺名刺……」
「お久しぶりです先輩」
わざとらしい体育会系なノリ。
私がいるにも関わらずあからさまに頭ごなしに真帆さんと挨拶を交わす。
タレントさんのマネージャーって新人さんなんか相手にもしないってことね。
「里佳さん、私じゃなくてタレントに挨拶してくれる?いつも言ってるでしょ。またうしおさんに叱られるわよ」
そうだよね。マネージャーさんだよね。
私の夢が壊れないでよかった。
いつも穏やかな真帆さんが珍しくトゲのある口調でうしおさんのマネージャーに注意した。
「…………ハ!!申し訳ございません。私、うしおのマネージャー手嶋里佳(てしま りか)と申します。えっと、名刺名刺……」