幼なじみはアイドルの先輩
「あたしらもテレビ観た。落ち着いた喋りでよかったよ」


「うん。悪くなかったよ。カメラには自然と慣れてくるから気にしなくていいよ」


涼さんがポーチから車のキーを出した。


チラチラゆかりを見始めた。


当の本人はめいっちさんのバストに手を伸ばしたり、引っ込めたり。


ゆかりが男性なら今頃めいっちさんはひっぱたいてるよ。


「それよりさ、大丈夫?」


「え?テレビのことですか?」


「そんなんじゃなくて、劇場チーフのこと」


アリーナの発表からみんなの反応は薄かったから、悩むことはあるけど、変な重圧は感じずにいれるんですけど。


「表立って言えないけど、みんな心配してるんだよ」

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