幼なじみはアイドルの先輩
病室を訪れると、窓の向こう側に小さく見えるグラウンド。
窓は開いており、陽の光がクリーム色の遮光カーテンを通じて部屋に差し込んでくる。
「社さん、わざわざすいません」
髭はたくわえてはいるが、明らかに頬がこけてる。
顔面がマヒしてるようにも見えるし、少しだけど首が傾いているような。
「そのままでいいよ」
「いや、向き変えたいんです。向こうの景色見てると絶望しちゃうんで」
健常者なら何でもない寝返りが安西には苦痛みたいだ。
約2ヶ月入院生活を送っているが、榊に聞いたところ、思うようにリハビリは進行していないらしい。
左半身に加えて、市販のとろみ剤を病院食に入れてるみたいだ。
窓は開いており、陽の光がクリーム色の遮光カーテンを通じて部屋に差し込んでくる。
「社さん、わざわざすいません」
髭はたくわえてはいるが、明らかに頬がこけてる。
顔面がマヒしてるようにも見えるし、少しだけど首が傾いているような。
「そのままでいいよ」
「いや、向き変えたいんです。向こうの景色見てると絶望しちゃうんで」
健常者なら何でもない寝返りが安西には苦痛みたいだ。
約2ヶ月入院生活を送っているが、榊に聞いたところ、思うようにリハビリは進行していないらしい。
左半身に加えて、市販のとろみ剤を病院食に入れてるみたいだ。