幼なじみはアイドルの先輩
「招待状も出してるけど、直接伝えたい人には会って話をしてるんだ。結婚式披露宴お願い出来ますか?」


夫婦に頭下げられたら断れないじゃないですか。


「いつですか?」


「それが……、選抜祭当日なんだ。結婚式は時間を遅めに始めて、披露宴は夕方あたりから始めようと」


「なるほど……」


「強制ではないよ。杏ちゃんも仕事で忙しいだろうと思うし」


「この場では返事は難しいので、……そうですね。明日中に結論を文に伝えますが、前向きに検討させていただきます」


私の腹は固まってるんだけど、一応念のため確認を取らないといけない。


「ありがとう。杏が来てくれたらあたし助かるよ。昔からの親友は杏とゆかりだけだから寂しい結婚式嫌だから」


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