幼なじみはアイドルの先輩
「ありがとうございます」


何とかの切れ目が縁の切れ目ではないが、手なずけるカードはいくらでも持ってる。


大昔の反省を今に生かしてるだけだよ。


「リーダーはもうお見えになってますよ」


鍵を預けて案内されたのは、2階を上がったすぐの個室。


開けてみると、もう始めてらっしゃる。


「お疲れ様です」


「腹減ってんのか?」


「このあとラジオの収録があるんで力つけて行こうと」


「なら肉は大丈夫だな」


「そういうことです」


ゆかりは焼き上がった肉を皿に乗せた。


タレは塩ダレか。


ゆかりもあっさり系に目覚めたか?


< 63 / 2,020 >

この作品をシェア

pagetop