幼なじみはアイドルの先輩
「わかった!!亨さんから連絡が来たんでしょ。もう、単なる風邪なのに」


「だんだん歳とると心配性になるんだよ。俺は仕事が立て込んでるんだがな」


「そうは言っても、心配だから亨さんの命令には素直に従ったと……それテーブルに置いといて」


香はクスクス微笑みながらキッチンへ。


心配性なオッサン2人に付き合わされてすまないね。


「すぐ帰るの?コーヒーぐらい飲んでってよ」


「ああ……ありがとう」


「それとね、杏のテレビ出てるとこ観れてるからありがとね」


「……どういたしまして」


「朝だからたまに録画して観てるんだ。周りも観てるみたい。おとといは生で観れた」


俺が感謝される羽目になるとは。ホントは桂木の役目なんだがな。


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