幼なじみはアイドルの先輩
神田さんは腕組んで考えてる素振りしてるけど、額から汗がにじみ出てる。


まともに小山内さんと目を合わせる気もない。


その様子をみんな面白可笑しく見てる。


神田さん以外おふざけで遊んでるって知ってるからね。


「ゆかりのも作るよ。今の社員証は性能いいからな。この社員証はカードキー代わりにもなるんだぞ」


「ホントですか!?それは絶対いいです。作ってください」


ここまで裏声になって頼んだのってないよ。


みんなの社員証見たらますます欲しくなったよ。


神田さん、食べ物の好み変わってる場合じゃないですよ。


「もう1つ気づいたことあるんだけど、水原、劇場の決算作成お疲れ様」


「お疲れ様でした。慣れんことしたら肩凝りますね」

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