幼なじみはアイドルの先輩
何も買わずコンビニを出て劇場へ。


「お!静かだなあ」


思わず口に出してしまうほど楽屋前が静まり返ってる。


安西の声が聞こえるぞ。


廊下で聞き耳立てるのもあれだから、中に入って聞いてやれ。


そう決めて中に入ろうとしたら、歓声と拍手が入り交じりやっぱりいつもの光景に。


「お疲れ様です!」


正規メンバーより元気がいい。


「今話をしてたところです」


安西の側で俺にボソッと杏が言った。


「今の時点で劇場版選抜祭を開催することしか決めてない。詳しいことはこれから寝ずに考えます。そうですよねチーフ」


「え?そうですそうです。なるべく早く決めるので待ってて」


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