幼なじみはアイドルの先輩
「お前もいよいよアイドルの見る目が変わったかあ。年だねえ」



「バカ!俺は真面目に言ってんだ。いくら本人の意思とは言え、本体復帰すればどうなるかわかるだろ?」


お前の知らないとこでもうどうなったかは目撃してる。


「あんまり言うと焼酎まずくなるからやめとくが、愛結ちゃん1人に負担かけさせるのだけはよしてくれよ」


桂木は愛結の話になると急に親戚のオヤジみたいになるな。


愛結を酒の肴にするのはよせよ。


結構水割り減ってるし。


「親父さん、適当に刺身作れる?」


「出来るよ」


「お願いします」


酒の肴は本来食べ物でしょ。


仕事帰りのネクタイゆるめたサラリーマンが入ってきた。


ここからはオッサン2人が頑固親父とサラリーマンを交え庶民派トークを繰り広げるよ。


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