幼なじみはアイドルの先輩
広場では、声を張り上げて5人が動き回っていた。


意外にお客さんが多い。


それほど寒くないからショッピングにはうってつけなのかも。


最初に気づいたのがめいっちさんだ。


「あけましておめでとうございます」


「おめでとうございます」


汗がしたたり落ちてるではないですか。


「いつからやってるんですか?」


「1時間前から。あたしらはチーフに仕事をさせる気はございませんから、ビラはあげないよ」


徹底的にビラを守り抜く気満々だ。


「チーフ〜!おめでとうございま〜す!!」


歩ちゃんが気づいたようで、叫びながらの挨拶。


藍らも少しだけ頭下げたらまた歩き回り始めた。


< 857 / 2,020 >

この作品をシェア

pagetop