幼なじみはアイドルの先輩
「うん!あたしはそのつもりですよ」
こんなときに眼鏡かけてくるから何でも見えちゃう。
ベッドに髪の毛がいくつか落ちてるのが。
「ねえ、杏ちゃん」
「…………え!なんです?」
「安西さんの夢を絶対叶えさせてね」
「……どうしたんですか?急に」
「……私から言った方が杏ちゃんはまた気を引き締めてくれるかなあって」
「安西代行に言われました?」
「言えませんよ〜」
心から笑えないよ。
「ごめん。私から呼び出しといてこれから検査あるから」
「そっかあ。じゃあ水原さん、帰るよ」
「え?は、はい」
ダメだ。今日の頭の中はいろいろクラッシュしてポンコツだわ。
「あ、総帥。あの……、待っててね」
「…………当たり前でしょ。パワーアップして帰ってくるの待ってるよ。ずっと待ってるからね」
ゆかりは愛結さんに背を向けたまま言い放った。
私は急にポンコツになった原因を考えてたから、どうしてゆかりが面と向かって愛結さんに言わなかったのか考えすらしなかった。
こんなときに眼鏡かけてくるから何でも見えちゃう。
ベッドに髪の毛がいくつか落ちてるのが。
「ねえ、杏ちゃん」
「…………え!なんです?」
「安西さんの夢を絶対叶えさせてね」
「……どうしたんですか?急に」
「……私から言った方が杏ちゃんはまた気を引き締めてくれるかなあって」
「安西代行に言われました?」
「言えませんよ〜」
心から笑えないよ。
「ごめん。私から呼び出しといてこれから検査あるから」
「そっかあ。じゃあ水原さん、帰るよ」
「え?は、はい」
ダメだ。今日の頭の中はいろいろクラッシュしてポンコツだわ。
「あ、総帥。あの……、待っててね」
「…………当たり前でしょ。パワーアップして帰ってくるの待ってるよ。ずっと待ってるからね」
ゆかりは愛結さんに背を向けたまま言い放った。
私は急にポンコツになった原因を考えてたから、どうしてゆかりが面と向かって愛結さんに言わなかったのか考えすらしなかった。