私の上司
.
『お疲れ様でしたー!』
麻木さん達に頭を下げてオフィスを出た。
早めに仕事が片付けられて良かったな…
幸せ気分で向かうのは勿論うさぎちゃん。
夜の雑貨屋さんはお昼よりもっとピカピカして見えた。
多分もう閉店間際だし。
早く買わないとな…
「いらっしゃいませ。」
可愛い店員さんが微笑んでくれる横の棚には…
あれ?
ピンクのウサギさんがいない!
一生懸命探しても目の前にいるのは
ブルーのドレスを着たウサギさんだけ。
店員さんに尋ねても、
「申し訳ありません…
ピンクの方はお昼頃に別のお客様がお買い求め頂きまして…」
という残念な返事。
『あ、そうなんですね…』
売れちゃったのかぁ。
じゃあ
『ブルーの人形下さい』
そう言ってブルーのウサギさんを店員さんに差し出した。
服の色が違うだけで、
可愛い事は変わらないしね。
やっぱり可愛いな、
そう思って袋を覗き込みながらお店を出ると、
『…一ノ瀬さん?』
目の前にポケットに手を突っ込みながら肩を落とす一ノ瀬さんがいた。
「お前…さぁ」
小さく俯きながらそう呟く彼の手には…
可愛くプレゼント包装された何か。
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『お疲れ様でしたー!』
麻木さん達に頭を下げてオフィスを出た。
早めに仕事が片付けられて良かったな…
幸せ気分で向かうのは勿論うさぎちゃん。
夜の雑貨屋さんはお昼よりもっとピカピカして見えた。
多分もう閉店間際だし。
早く買わないとな…
「いらっしゃいませ。」
可愛い店員さんが微笑んでくれる横の棚には…
あれ?
ピンクのウサギさんがいない!
一生懸命探しても目の前にいるのは
ブルーのドレスを着たウサギさんだけ。
店員さんに尋ねても、
「申し訳ありません…
ピンクの方はお昼頃に別のお客様がお買い求め頂きまして…」
という残念な返事。
『あ、そうなんですね…』
売れちゃったのかぁ。
じゃあ
『ブルーの人形下さい』
そう言ってブルーのウサギさんを店員さんに差し出した。
服の色が違うだけで、
可愛い事は変わらないしね。
やっぱり可愛いな、
そう思って袋を覗き込みながらお店を出ると、
『…一ノ瀬さん?』
目の前にポケットに手を突っ込みながら肩を落とす一ノ瀬さんがいた。
「お前…さぁ」
小さく俯きながらそう呟く彼の手には…
可愛くプレゼント包装された何か。
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