私の上司
.
『おはようございます。』
皆に怪しまれないように一ノ瀬さんより少し早めの出勤。
まだあまり知られない方がいいと思うし。
麻木さんの横のデスクにつくと、なんだか色々と力が抜けた。
「…どうしたの?朝から溜息ついちゃって(笑)」
そうやって爽やかに笑いながら資料を渡してくれる彼はちょっと眩しい。
一ノ瀬さんとは違う安心感を覚えてホッとしちゃうから。
『ちょっとね…色々あってさ。
でも全然気にしないで!』
「そっか、そう言えば梶野さんが探してたけど。花凛ちゃんの事。」
梶野さんが…?
ちょっと珍しいな、なんて思いながらウサギさんをデスクに座らせて
梶野さんのデスクに向かった。
頬杖をつきながらパソコンの画面を眺める彼の横顔は少し素敵。
『すいません…』
そっと声をかけると綺麗な瞳が私を捉えた。
「…あんた、昨日どこにいました?」
『…はっ?!』
いきなりの質問に
ビックリし過ぎて可笑しな声が口から飛び出した。
「…なんですが今の反応。
もしかしてラブホにでもいたんですか?」
真顔でさらりとこんな事言われたらふらっとしちゃいそう。
廊下出ましょう!そう言って梶野さんの袖を引っ張った。
.
『おはようございます。』
皆に怪しまれないように一ノ瀬さんより少し早めの出勤。
まだあまり知られない方がいいと思うし。
麻木さんの横のデスクにつくと、なんだか色々と力が抜けた。
「…どうしたの?朝から溜息ついちゃって(笑)」
そうやって爽やかに笑いながら資料を渡してくれる彼はちょっと眩しい。
一ノ瀬さんとは違う安心感を覚えてホッとしちゃうから。
『ちょっとね…色々あってさ。
でも全然気にしないで!』
「そっか、そう言えば梶野さんが探してたけど。花凛ちゃんの事。」
梶野さんが…?
ちょっと珍しいな、なんて思いながらウサギさんをデスクに座らせて
梶野さんのデスクに向かった。
頬杖をつきながらパソコンの画面を眺める彼の横顔は少し素敵。
『すいません…』
そっと声をかけると綺麗な瞳が私を捉えた。
「…あんた、昨日どこにいました?」
『…はっ?!』
いきなりの質問に
ビックリし過ぎて可笑しな声が口から飛び出した。
「…なんですが今の反応。
もしかしてラブホにでもいたんですか?」
真顔でさらりとこんな事言われたらふらっとしちゃいそう。
廊下出ましょう!そう言って梶野さんの袖を引っ張った。
.