キミの隣、私の居場所。








「はよ、舞香」

「お、おはょ…」



湊斗くんの顔を見れるだけで幸せ。
…なのに。今は湊斗くんの顔なんて見れない。

〝おはよう〟の挨拶すらできない。







「また何かあったか?」


声が出せなくて…
私は、ひたすら首を横に振る。



今…湊斗くんと話せばきっと。

涙が溢れてきてしまうから。
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