キミの隣、私の居場所。
湊斗くんは
私の目をじっと見つめてそう告げた。






「言おう…」



私は、決心した。


〝別れ〟を愛する…
誰よりも愛する彼に告げよう、と。



きっと彼を傷つけてしまう。

〝女嫌い〟な彼は。
私のことは信じてくれた。

最後までずっと。

心配してくれた。優しくしてくれた。




女の子から嫌われていた私の
相談をずっと黙って聞いてくれた。


女嫌いなのに…
ずっとそばにいて慰めてくれた。


私を…強くさせてくれた。
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