キミの隣、私の居場所。
・・・







私が湊斗くんに告げた「さよなら」




今日は違う。

私が湊斗くんに「好き」を伝える番。








「あ…」


空き教室にはすでに、湊斗くんがいた。



別れを告げた時と同じ。

日に照らされた綺麗な横顔。





「湊斗くん」


私の声は、静かな空き教室に響き渡る。
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