1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
ふぅっと息を吐き、話を続けた。
「高校で前後の席になって、いつ話をしようかって…ずっとタイミングを見計らってた。
階段から落ちた時に言おうって思ったんだけど、未来は全く私の事覚えてないみたいだったから、言えなかった。
ただ私に勇気がなかっただけなの。」
なんだ…この話!
俺は自分に都合の良い夢でも見てるのか!?
え??つまり…なんだ…?
梨花は俺を追いかけて、この高校に入ったって事?
それはつまり…俺の事…好きなの?
話…飛躍しすぎ?
ただの憧れって場合もあるしな…。
落ち着け俺っっ!!