1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
学校を出ると、駅前のショッピングモールに行って、梨花たちが居るという本屋に入った。
ちょうどファッション誌あたりで、二人を見つける。
「梨花!宮本さん!」
「あっっ未来♪
部活お疲れ様♡」
ニコッと梨花が微笑む。
「じゃあ鴻上くん。
あとは梨花の事ヨロシクね~!
私はそろそろ帰るわ。」
宮本を見送ると、梨花の手に、自然と自分の手を絡ませた。
「///////。」
「梨花さん?
何だか顔が赤いけど…どうかしましたか?」
「だって…もう演技じゃないって思ったら…照れちゃって…。」
「そんなの…すぐ慣れるよ。」
梨花と繋いだ手にキュッと力を込めた。