1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


綾瀬の顔を見て固まっていると、綾瀬がグイッと顔を近づけ、目を細めてきた。




「こ…鴻上くん?」



「あ…あぁ。ごめん。

綾瀬さん。眼鏡外すと雰囲気違うから、つい見入っちゃったよ。……てか…顔近すぎだから!!」



平常心を装いながら、綾瀬にそう言うと


俺の言葉に照れたのか、パッと顔を逸らす。


でも何だか様子がおかしくて…




「大丈夫だった?どこも怪我してない?」




と言いながら、立ち上がろうとした時、パリッと何かが割れる音が足元から聞こえた。





っっっ!!??




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