1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「何だそれ…。
梨花俺のこと…煽ってるの?」
未来が少し意地悪く微笑む。
「うん…。そう…。
私、未来を煽ってる。
理性なんて飛んじゃえばいいのに……って思ってる。」
私の言葉に、未来が一転驚いた顔をする。
「……小悪魔。」
未来がそう呟くと、私の唇に深いキスを落とす。
「今さらダメって言っても、もう無理だから…。」
そう言って、もう一度キスをすると、未来が私の膝に腕を入れ、グイッと抱え上げられた。
お姫様抱っこのまま、寝室に連れて行かれると…
この日…未来の腕に抱かれて、とても幸せな時を過ごした。