1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「いや…そう言う訳ではないんですけど…。」
「撮影の前、RiNちゃんの顔が強張っていたから、キス…慣れていないんだろうな、と思って止めたんだ。
俺じゃなかったら完璧にキスされてたよ。」
でも…とRENが話を続ける。
「俺たちはプロなんだ。
モデルっていう仕事をしてる。
俺たちが載った雑誌を見て、こんな結婚式にしたい!とか、
こんなドレスを着たいとか、そう思って貰うんだ。
厳しいことを言うようだけど、自分の私情を仕事に挟むことは、プロとして失格だ!
心の中では何を思ってもいい。
でも…顔には出したらダメだ!」