1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
2階の自分の部屋に連れて行くと、梨花はキョロキョロと部屋の中を見回している。
「適当に座って?」
というと、ベッドの端にチョコンと座った。
「部屋…かなりキレイに片付いてるね。」
いつも通り、明るく振舞おうとしているが、何だか少し元気がないように見える。
「梨花…今日は何だか元気がないけど、何か悩みでもあるの??」
すると、梨花が大きく目を見開いて、俺を見上げた。