1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~


「うん……。」


「俺…話を聞くことぐらいなら出来るよ?」



「ねぇ未来。

ギュッてして?」



えぇっっ!?

本当に今日はどうしたんだよ…。



梨花の隣に座り、彼女を抱きよせた。


すると…ポツリポツリと梨花が口を開く。



「ねぇ、未来は将来どうするか決めてる?

大学とか…仕事とか…。」



「将来?

俺は…医者になりたいなぁと思ってるよ。

だから…そのためには、現時点で行くことが出来る最高レベルの大学に行きたいって思ってるんだけど…。

それがどうかした?」



「それって…東大ってこと?」



「今のままの成績だと、そうなるかな?

梨花は何か決めてるの?」


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