1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「綾瀬さんって鴻上くんと、付き合ってるの?
どうなの?
この前、カフェから出てくる鴻上くんとモデルのRiNを見たの。
凄く仲良さそうにしてて…。
綾瀬さんは、鴻上くんのこと好きそうだから、忠告してあげようと思って……。
鴻上くんレベルの人は、モデルのRiN位じゃないと釣り合わないのよ。」
クスクスっと意地悪に笑う。
こいつら梨花の事、何も知らないくせに!!
ブチッと俺の中で、何かがキレた…。
「山本さん達は、梨花の何を見てるの?何を知ってるの?
梨花は凄く頑張り屋で、心がキレイで、俺には勿体ないくらいの人だよ。
俺が梨花を好きになったんだ。
梨花以外の女の子は、どうでも良いって思えるくらい、俺は梨花に惚れてる。
梨花の事何も知らないくせに、そんな事いうな!
梨花は俺の彼女だ。
もし梨花に何かしたら、女でも絶対許さねぇから!」