1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
部屋の前まで、綾瀬を連れて行き、



「じゃあ俺はこれで…。

綾瀬さん。また明日学校でね。」


と言い帰ろうとすると、ガシッと腕を掴まれた。




えっっ!?



「鴻上くん、お茶でも飲んでいって♪ここまで送ってもらったし…お礼!」



「いや…でも女の子の1人の家に入るのはチョット…。

あんまり良くない気がするけど…良いの?」



「あっそうか…。
でも鴻上くんは大丈夫な気がするから良いよ!」



綾瀬がフワリと微笑む。


どういう意味だろう…。


俺は何もしない、


それとも


俺となら、何かあってもいい。


ってことか?




いや…まぁ前者なんだろうけどな。




「じゃあ少しだけ…。」


と言いながら、お邪魔することになった。
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