1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
初めてのお泊り
12月の上旬。
色とりどりのイルミネーションや、X’masソングが流れる中、久々に梨花と手を繋いでデートをしていた。
すっかり有名になった梨花は、帽子を深く被り、眼鏡を掛けている。
それでも、楽しそうに笑っている梨花を見ると、俺も自然と笑みが零れる。
「ねぇねぇ未来~♪あのキャンドル可愛い♡
あっちのイルミネーション綺麗♡」
めちゃくちゃテンションの高い梨花。
「今日はテンション高いね(笑)」
クスクス笑いながら言うと、
「だって久しぶりに、未来とデート出来て嬉しいんだもん♡」
そう言って、繋いだ手をキュッと強く握った。
「梨花可愛すぎ♡」
そう言ってチュッと軽く唇を重ねる。