1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「未来何食べたい?」
マンションへの帰り道、梨花が聞いてくる。
「から揚げ。」
「了解っっ。」
近くのスーパーで買い物を済ませ、二人で手を繋いでマンションまで帰る。
マンションの近くで、フッと視線を感じ、振り向くと、梨花が、
「どうしたの?」
…と俺の顔を覗き込む。
周りを見回しても誰も居ない。
気のせいか……。
「何でもないよ。
早く入ろう!?」
「うん。」