1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「でも…私……汚い……。」
梨花を引き寄せ、腕の中に閉じ込めて言う。
「汚くなんてない。
梨花はキレイだ。俺の大好きな梨花だよ。」
そっと身体を離し、梨花の顎を少し持ち上げ、触れるだけのキスをした。
梨花の目から、更に涙が溢れる。
「今日蓮さんからキスされて、未来以外の人からキスされたの初めてで…仕事だから、割り切らなきゃって思ったのに、マネージャーの車を降りたら、また凹んできて……。
ちょっと頭を冷やそうって思っただけだったの。
なのに…なのに…
公園で、全然知らない男からも…
身体も触られて…気持ち悪い…」