1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
「母さん今日は泊まってくるから…。」
『え?梨花ちゃんの所?』
「うん。
明日学校休みだし、朝から梨花も連れて帰ってくるよ。」
『えっっ?梨花ちゃん連れてくるの?
じゃあケーキでも焼いて待ってるわ。』
電話を切り、テーブルに置く。
フッと梨花の方を見ると、ベッドでスヤスヤと眠っている。
「今のうちに風呂入るか……。」
ボソッと呟いて、バスルームに向かう。
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ザーッッとシャワーのお湯を頭から被る。
梨花…震えてたな…。
これから先、どうやったら梨花を傷つけずに守っていけるかな…。
梨花はまた…笑えるだろうか…。
そんな事を考えていると、バズルームの扉がバンッと勢いよく開いた。
え??