1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~

蓮のマンションの下に着き、暫くすると蓮が帰ってきた。



サングラスに帽子を深く被り、ジーンズの上に黒のコートをサッと羽織っただけの格好で、


顔は隠れて殆ど見えないが、そのスタイルと半端ないオーラで、一般人ではないという事は明らかだった。




「ごめん。待たせたね。」



そう言って、蓮に促されるままマンションへと入って行った。




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リビングに通され、ソファーに座る。


昨日は余裕がなかったが、改めてじっくり見ると、凄い部屋だな……。


何畳あるんだ……このリビング……。


梨花と言い、蓮と言い、やっぱりカリスマモデルって言うくらいだから、凄いんだろうな……。




そんな事を考えていると、ガラスのテーブルにコトッとコーヒーが置かれた。



「コーヒーで良かったかな?」



「はい。ありがとうございます。」


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