1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
部屋に入って着替えを済ませ、梨花から連絡があるまで少し休もうと、ベッドにゴロンと寝転がる。
RRRRRRRRRRR……
携帯が鳴り、ディスプレイを見ると、知らない番号。
誰だ……!?
恐る恐る電話に出る。
「はい。」
『鴻上くん?宮本です。』
宮本??何で俺の番号知ってるんだ……!?
嫌な予感しかしない……。
「宮本が何で俺の番号知ってるの?
何の用!?」
クスクスッと笑い声が聞こえる。
『随分と警戒してるみたいね。
今日靴箱に入れて置いたものは、見てくれた?』
「は??」
慌ててバッグを開けると、乱暴に封筒を取り出し、中身を出す。
「~~~~~~~~っっ!!!
お前っっ何がしたいんだよっっ!」