1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
学校で模試が終わり、祐太に梨花と一緒に家に帰るように頼み、
蓮さんの事務所の応接室で、蓮さんが来るのを待っていた。
5分ほどして、蓮さんが入ってくると、何度も会っているはずなのに、そのオーラに圧倒される。
「ごめんね。待たせたね。」
「いえ。そんなに待ってないですよ。
それで話って何ですか?」
あぁ…と暫く沈黙が続き、目の前のテーブルに写真が乗せられた。
「~~~~~~~~~っっ!!」
それは…紛れもなく、宮本が俺の靴箱に入れていたものと同じ写真だった。
それは…梨花がイブの日に襲われかけた時の写真。
男の顔は見えない。
でも…梨花の顔はハッキリと写り、胸も肌も顕わになっている。
「……な…んで……。
……なんで……蓮さんがコレ持っているんですか……??」