1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
次の日の朝。
「……凄いブス……。」
昨日、未来と別れてから、一生分の涙を流したと言っても過言ではないくらい、泣き続けた。
いつの間に寝たのか…朝、携帯のアラームが鳴る前に目が覚めた。
鏡を見て、自分の瞼の腫れ上がり方を見て、昨日の出来事が現実だと思い知らされる。
「……蒸しタオルと、冷やしタオル準備しなくちゃ…。」
腫れ上がった瞼を、冷たいタオルと温かいタオルを交互に当てながら、昨日の未来の言葉を思い出し、またジワリと涙が滲んでくる……。