1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
正直……未来の居なくなった私はモテたと思う。
でも…それでも、やっぱり何処かで未来と比べてしまって、恋愛で前に進むことを諦めてしまっている自分が居た。
『ねぇ梨花ちゃん……。
まだ…お兄ちゃんの事…好き…!?』
「……………っっ!!!」
『やっと……お兄ちゃんの消息が掴めたの。
結婚式に出席してくれるって。』
「……え?……未来に会えるの?」
『私はお兄ちゃんが何で居なくなったのか、詳しい理由は知らない。
でも……10年前に何があったのか、梨花ちゃんには聞く権利があるんじゃないかな!?』
そうよ……。
なんで突然別れたくなったのか…何で突然消えたのか……。
理由くらい聞いても罰は当たらないはず。