1位の彼女と2位の俺~嘘から始まる恋~
彼女の秘密
高校に入学してから、1度も1位になれないまま、2年生の1学期の終業式を迎えた。
でも成績の事は、あまり気にしていなかった。
相変わらず綾瀬との席は前後で、たまに会話をする程度。
1つ変わったことと言えば、最近休み時間に女子が俺の席に寄ってくるようになったことで、綾瀬の席も占領され、綾瀬が仲の良い宮本真紀の席に避難している事が多くなったことだ。
つまり…授業中しか席に座ることは無い。
「ねぇ鴻上くん。
サッカー部全国大会に出るんだってね♪しかも1年でレギュラーとして出場してるの鴻上くんと、工藤くんだけなんでしょう?
すごぉ~い♡」
とか
「今度試合見に行っていい?」
とか
「夏休みみんなで、どこか遊びに行こうよ♪」
なんて…誰もかも甘ったるい声で話しかけて来やがる。
正直…ウザい…。
お前達のせいで、綾瀬が席にいないじゃねぇ~か。
なんて思いながらもニコッと笑って、女子たちの誘いをかわす毎日だった。
でも成績の事は、あまり気にしていなかった。
相変わらず綾瀬との席は前後で、たまに会話をする程度。
1つ変わったことと言えば、最近休み時間に女子が俺の席に寄ってくるようになったことで、綾瀬の席も占領され、綾瀬が仲の良い宮本真紀の席に避難している事が多くなったことだ。
つまり…授業中しか席に座ることは無い。
「ねぇ鴻上くん。
サッカー部全国大会に出るんだってね♪しかも1年でレギュラーとして出場してるの鴻上くんと、工藤くんだけなんでしょう?
すごぉ~い♡」
とか
「今度試合見に行っていい?」
とか
「夏休みみんなで、どこか遊びに行こうよ♪」
なんて…誰もかも甘ったるい声で話しかけて来やがる。
正直…ウザい…。
お前達のせいで、綾瀬が席にいないじゃねぇ~か。
なんて思いながらもニコッと笑って、女子たちの誘いをかわす毎日だった。